
八女福島燈籠人形
背景幕制作プロジェクト
活動期間/2014-2019
重要無形民俗文化財保存支援事業
背景
国指定重要無形民俗文化財「燈籠人形芝居」の背景幕制作事業は、歴史調査・現場調査を踏まえ、八女地方の歴史を保存・継続する大役を担う責任ある事業です。正規カリキュラムとして、毎年行っている実践的日本画技術工場のプログラムです。
YAME-FUKUSHIMA LANTERN DOLL
BACKGROUND CURTAIN PRODUCTION PROJECT
2014-2019
八女福島燈籠人形
背景幕制作プロジェクト
連携先:八女市教育委員会、八女福島燈籠人形保存会

概要
2014年より、重要無形民俗文化財保存支援事業として八女福島八幡宮の境内で行われる燈籠人形芝居の舞台背景幕制作を行なっています。




特徴
燈籠人形芝居は、秋分の日をはさむ3日間に放生会の奉納行事として八幡宮の境内で演じられる「からくり人形」による「浄瑠璃芝居」のことであり、国指定重要無形民俗文化財です。燈籠人形は、240年以上の歴史を担う浄瑠璃芝居のからくり人形に端を発し、明治末期から昭和初期にかけて制作が行われました。背景幕とは、人形浄瑠璃芝居の舞台を演出する風景幕のことです。この人形芝居は、江戸時代の倹約規制や昭和時代の大戦下での上演禁止を経て、いまなお八女地域の伝統を継承する神事となっています。
人形芝居についての書付記録第一次資料は私家版資料、上演記録、俗謡の囃子詞など在野の書き写しと、眉雪の保存会メンバーから聞く記憶話や覚書などです。また、燈籠人形芝居が演じられる際に使用される大道具や舞台背景幕のほとんどは第二次世界大戦中に焼失し、下絵を含むオリジナルの記録は残っていません。現在使用されている背景幕は、戦後に人形芝居が復活した際、弥縫策として制作されたいわば間に合わせの背景幕であり、教育委員会や保存会のメンバーは、看板とも思しきクオリティだと評しています。


以上のような条件のもと、日本画専攻の学生が中心となり毎年1枚ずつ背景幕制作が行われ、2014年より燈籠人形保存会に納められる活動が続けられています。納められた背景幕は放生会で実施される人形芝居の背景幕として使用されています。燈籠人形芝居は、秋分の日をはさむ3日間に放生会の奉納行事として八幡宮の境内で演じられる「からくり人形」による「浄瑠璃芝居」のことであり、国指定重要無形民俗文化財です。燈籠人形は、240年以上の歴史を担う浄瑠璃芝居のからくり人形に端を発し、明治末期から昭和初期にかけて制作が行われました。背景幕とは、人形浄瑠璃芝居の舞台を演出する風景幕のことです。この人形芝居は、江戸時代の倹約規制や昭和時代の大戦下での上演禁止を経て、いまなお八女地域の伝統を継承する神事となっています。人形芝居についての書付記録第一次資料は私家版資料、上演記録、俗謡の囃子詞など在野の書き写しと、眉雪の保存会メンバ -から聞く記憶話や覚書などです。

