​TATEITO PROJECT

2012-2017

タテイトプロジェクト

​連携先：鵬翔株式会社

​概要

西村織物（ 株） と協働し、八寸名古屋帯・半幅帯・男帯のデザインに挑戦し、商品化まで実現しました。

特徴

「博多織」が「覇家台織」呼ばれた1540年代から30年ほど経た天正5（ 1577） 年創業の西村織物（ 株） は、黒田⾧政が徳川幕府への献上品として博多織の帯地10筋と生絹３疋を献上した1600年代にはすでに名の知られた織元でした。現在、博多織は経済産業大臣指定伝統的工芸品・福岡県伝統的工芸品の一つに指定されています。西村織物（ 株） の「平織」は比肩するものがないとされるほどの技術で織られ、博多織業界でも一目置かれる存在です。プロジェクトに参加した学生は博多織の伝統と技術を学び、歴史の継承者としての責任を担う西村織物の起業精神に触れました。また、博多織の「織り組織」やそれゆえに可能となる品質の高さについても学び、織デザインに挑戦しました。学生たちが提案した新規のデザインは、西村織物との調整を繰り返し、商品化されました。